痔ろうは保存的療法で治すことができず、治療には手術が必要です。 肛門周囲膿瘍で膿が溜まっている場合、できるだけ早く切開して排膿する必要があります。
痔ろうの手術完治まではどのくらい?
浅い単純痔ろうに適した手術法で、肛門括約筋の切開によって瘻管を露出して治療します。 日帰り手術が可能で、傷口は約2~3ヶ月で治ります。 根治性が高く、再発率は約1~2%と低く優秀な治療法ですが、肛門括約筋を切開するため、その範囲などを慎重に見極めてから行う必要があります。
なぜ痔ろうになるのか?
肛門周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)」が進み、慢性化すると痔ろうになります。 痔ろうの主な原因は、下痢などによって肛門の組織に細菌が入り込むこととされています。 歯状線には、「肛門陰窩(こうもんいんか)」と呼ばれる上向きのポケットがあり、粘液を出す「肛門腺」と呼ばれる腺があります。
痔瘻は再発しますか?
痔瘻は手術をしても再発することがあります。 この原因には痔瘻のもととなる肛門小窩が十分に除去されていない場合や、されていてもその隣付近のの肛門小窩から新たにできてくる場合もあります。 複雑な形の痔瘻ほど再発率が高くなりますので、できれば複雑にならない早い時期に手術ができれば理想です。
痔瘻の手術は入院ってどのくらい必要なの?
1. 通常手術(7〜10日間入院) 痔核、痔瘻、裂肛とも7〜10日間の入院が基本となります。 実際は無理をすれば短縮できますが、決して肛門に良いはずはありません。
痔の治療はどのくらいかかりますか?
そのため、括約筋の損傷が少なくて済むのです。 痔ろうができた場所によって異なりますが、3か月半から半年ほどかけて治療を行います。 場合によっては1年ほどかかるケースもあります。 その間、2~3週間おきに通院し、ゴムひもを締め直したり交換したりする処置を受けます。
痔手術は、症状が引いたからといって放置せず、病院へ行くべきですか?
痔瘻は、症状が引いたからといって放置せず、後々のことも考えて、早めに病院へ行くことをお勧めします。 今回、うちの主人が痔瘻の手術をしたということもあり、また、勉強になったことが色々とあったので、この記事を書くことにしました。 『まだ大丈夫、まだ大丈夫』 と、 長期間放置しておくと、後々大変なことになる ので、痔瘻で悩んでいる…、いや、 『痔瘻かも!
男性の痔ろうはどのくらいの頻度で発症しますか?
痔ろうは圧倒的に 男性 に多くみられます。 年齢では、男女ともに 30~40代 での発症が最も多いとされていますが、10代や60代、70代で発症することもあります。 下痢をすると水状の便が歯状線のくぼみに入り込みやすいため、 下痢を繰り返している人 も肛門周囲膿ようや痔ろうになりやすいといえます。
切れ痔やいぼ痔とは別物ですか?
まず私は、感覚的になんとなく『切れ痔やいぼ痔がひどくなって痔瘻になる』って思っていました。 しかし 痔瘻(じろう)は、直腸の傷からばい菌が入り起こるもので、治すには手術が必要で、切れ痔やいぼ痔とは別物 だということを今回初めて知りました。 痔瘻は、膿が出ると痛みがなくなって楽になり、症状が感じられなくなる そうです。