中皮腫は,どんな病気? 中皮腫とは,中皮【ちゅうひ】と呼ばれる膜から発生する腫瘍で,その多くが悪性,つまり”がん”です. 中皮は肺,心臓,腹部の臓器などを包んでおり,それぞれ胸膜【きょうまく】(肋膜【ろくまく】ともいいます),心膜,腹膜と呼ばれます.
中皮腫という病気はどういう病気ですか?
中皮腫とは 中皮細胞から発生する悪性の腫瘍を中皮腫といいます。 中皮腫は、1か所で大きくなっていくタイプ(限局性:げんきょくせい)と膜全体に広がっていくタイプ(びまん性)がありますが、多くがびまん性に広がっていきます。
中皮腫は何科?
・中皮腫の治療に関しては、組織型、合併症の有無、全身状態を考慮した最適な治療法を提供します。 早期例では手術療法、化学療法、放射線療法を組み合わせた集学的治療が必要となるため、呼吸器内科・外科、放射線科と協力して治療にあたります。
中皮腫 なぜ?
中皮腫の発生する部位によって、胸膜中皮腫、腹膜中皮腫、心膜中皮腫、精巣漿膜中皮腫の4つがあり、約9割前後が胸膜中皮腫とされています。 病気の原因としては、ほとんどの場合アスベスト(石綿)が関与していることが知られており、中皮腫とたばこ(喫煙)の因果関係はありません。
中皮腫は癌ですか?
これらの膜の表面をおおっているのが「中皮(ちゅうひ)」で、この中皮から発生した腫瘍を中皮腫といいます。 したがって中皮腫は、その発生部位によって胸膜中皮腫・心膜中皮腫・腹膜中皮腫などに分けられます。 胸膜中皮腫は悪性腫瘍の1つであり、通常、悪性胸膜中皮腫と呼ばれます。