栄養状態の悪い患者さんや、長期間(1週間以上)経口摂取ができない患者さんに用いられます。 通常は、糖質、アミノ酸、脂質、電解質(Na, K, Cl, Mg, Ca, P)、微量元素およびビタミンの1日必要量を中心静脈から24時間かけて投与します。
中心静脈栄養 どこに入れる?
中心静脈栄養法を行うためには、体の中にカテーテルを入れる必要があります。 カテーテルのタイプは、体外式カテーテルと皮下埋め込み式カテーテルの2種類に分けられます。 体外式カテーテルでは、鎖骨や首、太ももの付け根などの血管からカテーテルを入れて、先端を中心静脈に留置します。
中心 静脈 栄養 どれくらい?
中心静脈栄養のメリット 従って、中心静脈栄養では、1日1000~2500kcal程度までの栄養を投与できるので末梢静脈栄養より多くのエネルギーを摂取できます。 また、消化管を利用せずに水分・栄養などを補給でき、末梢静脈栄養に比べて長期間に渡る利用も可能です。
中心静脈栄養 どんな人?
中心静脈栄養とは? 中心静脈栄養(Intravenous Hyperalimentation/IVH)とは、胸の周囲、鎖骨の下あたりにある中心静脈にカテーテルを刺し、栄養輸液を注入して栄養摂取する方法を指します。 嚥下機能の低下などで食事を口から摂取できない方や体力低下が見られる重症の患者さまなどに施す処置です。
中心静脈栄養 なぜ?
中心静脈栄養法を行うのは、濃度が濃く、末梢からは注入できないような高カロリーの輸液を行うためです。 主に、患者の経口摂取が不可能な場合、あるいは経口摂取が悪影響を与える場合、経口摂取だけでは不十分な場合などに行います。