A. 中咽頭がん患者の男女比は男性に圧倒的に多くみられます。 好発年齢は50~ 60歳代ですが、これは飲酒・喫煙などの化学的な慢性刺激が原因と考えられているためです。 最近、ヒトパピローマウィルスが中咽頭がんの発病に関与しているという報告が増えており、扁桃原発の中咽頭癌の約半分はこれによるものとされています。
下咽頭癌 何歳?
下咽頭癌全体では50~70歳代に好発し、男女比は2~4:1です。 予後(治り)は頭頸部悪性腫瘍のなかでも悪く、5年生存率は30~40%と言われています。 初発症状は咽頭痛やつかえ感などの咽喉頭異常感で、進行すると嚥下困難・嗄声(声かすれ)・耳の痛み(放散痛)などが出現します。
上咽頭癌 何年?
治療成績は一般的に5年全生存率であらわします。 上咽頭がんでは、早期がんであるⅠ期で90%、Ⅱ期からⅢ期で60~80%、Ⅳ期で40~50%の生存率です。 中咽頭がんの5年全生存率は、Ⅰ期:83%、Ⅱ期:79%、Ⅲ期:73%、Ⅳ期:69%です。
咽頭癌なんでなる?
咽頭がんは50歳代以降でかかることが多い病気です。 中咽頭がん・下咽頭がんは飲酒や喫煙の習慣が原因となります。 飲酒により顔が赤くなる“フラッシャー”と呼ばれる体質の人が長期的に大量の飲酒を続けると、特にかかりやすいといわれています。 また、中咽頭がんの一部はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が関与しています。
咽頭癌 初期症状 何科?
不安に思ったら、まず「耳鼻咽喉科」で相談を 口腔がんや喉頭がん、咽頭がん、唾液腺がん、甲状腺がんなどの治療を専門とする「頭頸部がん専門医」が勤務する施設なら安心です。