中咽頭がんは、初期のうちは自覚症状がみられないことがあります。初期症状としては、飲み込むときの違和感、おさまらない咽頭痛、 吐血 とけつ (消化管からの出血)、 .
中咽頭癌ってどんなの?
2.中咽頭がんとは 中咽頭にできたがんを中咽頭がんといい、中咽頭がんは頭頸部がんの1つです。 咽頭の周りには多くのリンパ節があるため、頸部(首)のリンパ節に転移しやすいという特徴があります。 がんの発見時に頸部リンパ節への転移が見つかることも珍しくありません。
中咽頭癌 なぜ?
中咽頭癌の主な発症原因は喫煙や飲酒がほとんどでしたが、ウィルスが原因で発症するケースが2000年代に入り増えてきているため、中咽頭癌全体も近年増加傾向です。 腫瘍のタイプはほとんどが扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)で、他の組織型は極めてまれです。 中咽頭癌全体で50~70歳代に好発し、男女比は2~4:1です。
中咽頭癌 どこ?
Ⅱ 中咽頭癌 中咽頭は口を開いた時に見えるノドの突き当りです。 もう少し詳しく言いますと、上あご(口蓋)の後ろ半分の柔らかい部分(軟口蓋)、ノドの突き当たりの壁、口蓋扁桃、舌の付け根部分(舌根)が含まれます。 頻度は10万人あたり約1人と言われています。
咽頭癌はなぜなる?
咽頭がんは50歳代以降でかかることが多い病気です。 中咽頭がん・下咽頭がんは飲酒や喫煙の習慣が原因となります。 飲酒により顔が赤くなる“フラッシャー”と呼ばれる体質の人が長期的に大量の飲酒を続けると、特にかかりやすいといわれています。 また、中咽頭がんの一部はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が関与しています。
咽頭がん どうなる?
がんが大きくなれば食事の通りにくさや息苦しさが出現します。 また頸部リンパ節への転移をクビのしこりとして自覚して初めて分かる場合もあります。 上咽頭がんの場合耳と鼻をつなぐ管(耳管)が閉塞し片側の耳閉感(耳のつまった感じ)や鼻づまり、鼻血で見つかる場合もあります。