咽頭がんは50歳代以降でかかることが多い病気です。 中咽頭がん・下咽頭がんは飲酒や喫煙の習慣が原因となります。 飲酒により顔が赤くなる“フラッシャー”と呼ばれる体質の人が長期的に大量の飲酒を続けると、特にかかりやすいといわれています。 また、中咽頭がんの一部はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が関与しています。
中咽頭癌 なぜ?
中咽頭癌の主な発症原因は喫煙や飲酒がほとんどでしたが、ウィルスが原因で発症するケースが2000年代に入り増えてきているため、中咽頭癌全体も近年増加傾向です。 腫瘍のタイプはほとんどが扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)で、他の組織型は極めてまれです。 中咽頭癌全体で50~70歳代に好発し、男女比は2~4:1です。
上咽頭がん 何科?
前述のような症状で耳鼻咽喉科・眼科などを受診されて、上咽頭がんが見つかったという例がほとんどです。 そのような症状が自覚されれば、かかりつけの耳鼻咽喉科に相談なさるのがよいでしょう。 ファイバースコープ検査により腫瘍が確認されることが多く、ファイバー下に生検が必要です。 画像診断は、MRI、CTが有用です。
咽頭癌は何歳ぐらいで発症するの?
喉頭がんは年齢では60歳以上に発病のピークがあり、発生率は10万人に3人程度です。 男女比は10:1で圧倒的に男性に多いという特徴があります。 危険因子としてはタバコとお酒です。
咽頭癌ってどんな感じ?
咽頭がんの症状 喉の痛みや違和感からはじまり、出血や、息苦しさ、食べ物が飲み込みにくいなどの症状へと進行します。 がんが頸部リンパ節に転移すると、首にしこりが生じます。 発声部位により、耳閉感、難聴、鼻づまり、鼻血、扁桃腺の腫れ、声がれなどの症状を伴うこともあります。