注射後に揉む目的は、薬液を広く拡散して周囲組織に浸透させ、毛細血管壁に多く接するようにして薬液の血管内への吸収を促進させること、それにより薬液滞留の結果生ずる線維性瘢痕性腫瘤(硬結)・疼痛等の副作用発現回避である。
注射の後なぜ押さえる?
注射後、5分以上注射部位を押さえるのは、針によって損傷された血管壁の修復に3分以上かかるからです。 血管壁が損傷すると血小板が付着し、セロトニン、カテコラミンなどが放出されて血栓が作られ、一次止血が行われます。 その後、血栓にフィブリン網(もう)が付着し、より強固な血栓が形成されます。
注射 なぜ揉んではいけない?
注射後マッサージをしてはいけないのは ですから、皮内注射後に同部位をマッサージすると、免疫反応によって得られた皮膚反応以外に、マッサージによる物理的刺激による血管拡張などの結果として、発赤などの人工的な皮膚反応が加わり、正確な判定が行なえなくなります。
ワクチン接種 揉んだらどうなる?
以前は接種後に接種部位を揉んでいましたが、免疫獲得への影響に差が無いこと、強く揉むと皮下出血をきたすことがあることから、近年はあまり推奨されていません。 軽く圧迫する程度にとどめておけばよいとされています。
注射 何分押さえる?
接種後は揉まないで、軽く押 さえます。 抗凝固療法や抗血 栓療法を受けている人には、 最低2分間強めに押さえても らいます。 被接種者に終了した ことを伝え、異常が ないか声をかけてく ださい。