鑑別
自然気胸の発症率は?
肺に基礎疾患がある場合は続発性、無い場合は原発性自然気胸と 呼ばれます。 最近の報告によればその罹患率は男性で人口 10 万人当たり 18 人、女性で人 口 10 万人当たり 6 人とされています。
自然気胸 どんな人?
明らかな原因がなく発症する気胸を「自然気胸」といい、20歳前後の長身、やせ型の男性に多く見られます。 高齢者の場合は、喫煙者で栄養状態が良くないと発症することがあります。 交通事故や高所からの転落などによって、肋骨が折れ、肺に刺さることによって発症する気胸を「外傷性気胸」といいます。
自然気胸 男性 なぜ?
20歳前後で身長が高くやせ型の男性は、体の成長に肺の発育が追い付かず、ブラの発生、増大、破裂が生じやすくなると推測されている。 圧倒的に男性に多いという。 自然気胸は、気圧や気候の変化、疲労、精神的・肉体的ストレス、睡眠不足などが誘因となって発症する。
自然気胸の再発率は?
しぼんだ肺を膨らませて、穴が自然にふさがるのを待ちます。 しかし、空気漏れの原因となった部分に再び穴があくことも多く、再発率は30~50%といわれています。 そこで、空気漏れがなかなか止まらない場合、自然気胸が2回以上再発している場合、また気胸の再発をなるべく避けたい場合には、手術を選択することになります。