本剤は心筋細胞内のカルシウムイオン濃度を高め、心筋の収縮力を強くすることで心不全などの症状を改善する。 また本剤には心拍数調節作用などもあり、一部の心房細動などに対しても改善効果が期待できるとされる。
ジギタリス製剤 何に使う?
心臓の筋肉に直接作用して、その収縮力を増大させ、また心臓の拍動速度やリズムを調節することにより、弱った心臓のはたらきを回復させる薬です。 古くからむくみをとる薬として、1930年代からは心不全治療剤として使われてきました。 効果が高いため、現在でも生命にかかわる心臓病の治療や予防の主役となる薬です。
ジギタリス製剤の副作用はどれか?
強心薬であるジギタリス製剤の副作用は徐脈などの不整脈、消化器症状(悪心・嘔吐、下痢など)、視覚異常(光がないのにチラチラする、複視など)などがある。
ジギタリスの薬理作用はどれか?
まずは、結論から! ジゴキシンによる消化器症状(食欲不振・悪心・嘔吐)は、【薬理作用による副作用】です。 ジギタリス製剤は、Na+/K+ATPaseを阻害することにより、細胞内のNa+濃度を上昇、Na+-Ca2+交換系が抑制され、Na+の流入低下、Ca2+の流失低下を起こします。
ジギタリスの作用はどれか。(第94回 )?
ジギタリスの作用には、心筋の収縮力増大、心拍出量の増大、利尿作用がある。