奈良時代は、1日2食というのが普通でした。 労働の激しい工人や農民は、中食(ちゅうじき)とか間食(かんしょく)といわれる食事を、朝・夕の間に摂っていました。
1日3食 いつから 世界?
日本でもヨーロッパ諸国でも、一日に3回、食事をするようになったのは僅か4百年ほど前からのことである。 それまで1日2食が長く続いていたのは飢饉などが多く食料が十分になかったかである。
日本はいつから3食になった?
日本で朝昼晩と3食取る習慣が広まり始めたのは、江戸時代後半といわれている。 それまでは力仕事をする人などを除き、2食が一般的だった。 それが菜種油などを使った明かりの普及や娯楽の広がりなどで1日の活動時間が延び、次第に3食取るようになった。 明治期以降は、人々が時計に合わせて生活するようになり、3食が定着した。
鎌倉時代1日何食?
日本では古代には朝夕の2食であり、鎌倉時代の初めごろ、朝廷、貴族の間で3食となり、江戸時代に3食が一般化した。 その移行の途中では朝夕の間に間食をとることが行われ、中食(ちゅうじき)、点心(てんしん)、勤随(ごんずい)、非食(ひじき)などと階層によって異なってよばれた。
昔の人は一日何食?
文献を紐解くと、1日2食の習慣は貴族社会に遡る。 平安時代中期以降、武士の間では朝食と夕食の間に間食をとり1日3食で過ごす者も現れるが、江戸幕府が誕生するまでは朝廷を重んじる傾向が根強く残り、「二食は優雅、三食は野卑」とされていたようだ。 また、庶民が3食とるきっかけは江戸時代の明暦の大火(1657年)という説もある。