ぶどう膜炎の主な合併症としては、白内障と緑内障が挙げられます。 白内障は、水晶体が濁って視力が低下する病気です。 通常は高齢者に多く見られますが、ぶどう膜炎では、長期のステロイド治療や、繰り返す炎症等が原因となり、若い方でも発症することがあります。 緑内障も、炎症や、治療に用いるステロイド薬の副作用が、原因となります。
ぶどう膜炎 どのくらいで治る?
この病気は3~6ヶ月で症状が収まってかなり良い視力に回復することが多いようです。 しかし、まれに2~3年にわたってブドウ膜炎が続き、視力が悪くなることがあります。 治った跡の眼底の色が特徴的で、非常に明るい眼底になります。
ぶどう膜炎 ステロイド 副作用?
*ステロイド剤の副作用には、眼圧上昇(緑内障)、消化器潰瘍、糖尿病、骨粗しょう症 などがあります。 その他、食欲が亢進して体重が増えることがあります。 点眼液では全身的な副作用はほとんどありませんが眼圧が上がることがあります。
ぶどう膜炎とはどんな病気?
ぶどう膜炎とは、眼内に炎症が起こる病気です ぶどう膜炎は、眼の中の虹彩、毛様体、脈絡膜からなる、非常に血管の多い組織「ぶどう膜」に炎症が起こる病気です。 「ぶどう膜」だけではなく、脈絡膜に隣接する網膜や、眼の外側の壁となっている強膜に生じる炎症も含みます。
ぶどう膜炎 視力障害?
ぶどう膜炎により起こる症状として視力低下があります。 ぶどう膜炎により発生した炎症性細胞が眼球内部の透明な房水や硝子体に広がると濁りが発生します。 この濁りによって霧がかかったように見えたり、光が乱反射してまぶしく見えたりすることで視力が低下します。