ぶどう膜炎は再発しやすいです。 なぜならば、現時点では多くのぶどう膜炎に対する治療はステロイドによる対症療法で、炎症を引き起こす根本治療が多くの疾患でできていないからです。 そのため、長期間通院になる方が大勢おられます。 大変ですが、薬の副作用とのバランスを考慮の上、治療方針を立てなければなりません。
ぶどう膜 再発?
ぶどう膜炎は、再発しやすい病気なのですか? その通りです。 ぶどう膜炎の再発・発作をくりかえすと、視力の低下が進んでいき、失明にいたる可能性もあります。 また、ぶどう膜炎は白内障(はくないしょう)・緑内障(りょくないしょう)などの合併症を引き起こすこともあるため、定期的に通院し、根気よく治療を続けていきましょう。
目の充血 ぶどう膜炎?
急性前部ぶどう膜炎 眼球の前方のぶどう膜(虹彩や毛様体)に急な炎症が起き、突然のように強い眼痛や充血が現れます。 しかし脈絡膜は障害されない点がこのぶどう膜炎の特徴で、そのため症状が現れている急性期にきちんと治療すれば、経過は比較的良好です。
感染性ぶどう膜炎?
感染性ぶどう膜炎は、ウイルス、細菌、真菌、寄生虫等さまざまなものによって生じます。 我が国の感染性ぶどう膜炎の原因として最も多いものは、ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルス、水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなど)があります。
ぶどう膜炎は治りますか?
ぶどう膜炎の治療 程度が軽い場合はステロイドの点眼のみで軽快します。 点眼薬の効果がない場合は、ステロイド注射、内服、点滴が用いられます。 ぶどう膜炎では眼圧が上昇することがあり、その場合は点眼や内服で眼圧を下げます。