常位胎盤早期剥離とは、子宮壁の正常な位置に付着している胎盤が、通常は妊娠20週以降に剥がれてしまうことです。 性器出血や激しい腹痛が起こり、ショック状態を起こすことがあります。 胎盤が早い時期に剥がれると、在胎週数の割に成長しなかったり、死亡することさえあります。
常位胎盤早期剥離 どうする?
どのような治療がありますか?診断されたら、まず赤ちゃんが元気かどうか確認します。 ... 残念ながら赤ちゃんが亡くなっている場合にも、早期の分娩が必要となります。少量の出血やおなかの張りでも、長時間続く場合や持続的な痛みを伴う場合、胎動が減少した場合には、かかりつけの病院へ電話し受診していただくほうが安心です。
常位胎盤早期剥離の症状は?
常位胎盤早期剥離とは,正常に付着した胎盤が,通常20週以降に子宮から時期尚早に分離することである。 産科的緊急事態となりうる。 症状として,性器出血,子宮の疼痛ならびに圧痛,出血性ショック,および播種性血管内凝固症候群を含むことがある。
胎盤早期剥離の原因は?
常位胎盤早期剥離の原因は不明なことが多いのですが、高血圧などの生活習慣病が誘因になることが少なくありません。 そして、外傷が原因となるケースもわりと多いのです。
常位胎盤早期剥離の確率は?
発生頻度は全分娩の0.5~1%程度で、そう多く発生するものではありません。 しかし、常位胎盤早期剥離になった10~15人に1人で母体死亡が、半数以上で周産期死亡(胎児または新生児期の赤ちゃんの死亡)が起きてしまうと報告されています。