妊婦が喫煙すると、 低体重児 (2,500g未満) の出産、早産、 妊娠中の異常 (破水 胎盤早. 期はく離、 前置胎盤など)、 乳幼児突然死症候群 (SIDS) のリスクが確実に高くなり .
喫煙 前置胎盤 なぜ?
ニコチンは、末梢血管を収縮させて血流を悪くします。 子宮の血流も低下するので、子宮内膜のダメージにつながるのです。 タバコを吸う人は、早産になりやすい、胎児発育が悪くなりやすい、とよく言われますが、前置胎盤のリスクも高めるのです。
常位胎盤早期剥離 喫煙 なぜ?
妊娠中の喫煙は、お母さん自身の血管にも影響を与え、常位胎盤早期剥離(子宮内で胎盤が剥がれてしまう)や早産、妊娠高血圧症候群の発症リスクを増加させることがわかっています。 常位胎盤早期剥離は母子の命に危険が及ぶ大変怖い合併症です。
妊娠前のタバコの影響は?
妊娠前の女性の喫煙は卵子の老化を加速させ、不妊の原因になることが知られています。 喫煙者の卵子は非喫煙者の卵子と比較して大体5年くらい老化しているといわれています。 妊娠前の夫の喫煙もこどもに影響があります。 たばこはDNAに影響するためたばこの影響を受けたDNAがこどもに遺伝することになります。
喫煙の妊婦への影響は?
妊婦が喫煙すると、 低体重児 (2,500g未満) の出産、早産、 妊娠中の異常 (破水 胎盤早 期はく離、 前置胎盤など)、 乳幼児突然死症候群 (SIDS) のリスクが確実に高くなります。 そのほか、 自然流産、 子宮外妊娠、 児の口蓋裂 (先天異常の1つ)との関係も示唆され ています。