おなかの中の赤ちゃんは妊娠から約1ヶ月の間にタツノオトシゴのような形から、頭と胴体の区別がつき、手足が伸びて尾がなくなり、だんだん人間らしい姿になります。 これは生命が誕生してから現在までの過程(細胞、魚、両生類、は虫類、鳥類、ほ乳類)を一気にたどっているかのような、とてもドラマティックな移り変わりです。
赤ちゃんはどのように生まれてくるのか?
赤ちゃんはお母さんのおなかの中の子宮で育ちます。 子宮の両側にはらん管が、そしてらん管の下にはらん巣(そう)があります。 月に1回、らん巣かららん子(し)とよばれるたまごが飛び出し、らん管に吸いこまれます。 ここでらん子は精子と出会い、一つの精子がらん子の中に入っていきます。
赤ちゃんはどのくらいお腹の中にいるのか?
生まれてくるまでおよそ38週間、赤ちゃんはお母さんのおなかの中にいます。
赤ちゃんはどのように栄養をとっているのか?
赤ちゃんは、おへそにつながっている管(へその緒)を通じて必要な栄養や酸素をお母さんからもらいます。 へその緒の先の子宮の壁にくっついている胎盤は、お母さんの血液から栄養や酸素だけを赤ちゃんの血液に取り込みます。 また、いらないものをお母さんの血液に渡す役割もします。
どれくらいの間子宮にいるのか?
・人の受精卵は,子宮の中でおよそ 38週間育てられます。 その間に身長 50㎝ くらい,体重 3㎏くらいに成長して母親から生まれます。 ・受精後の胎児の成長 受精後 身長 体重 胎児の成長の様子 4週間 6mm 4g 心ぞうができて,動き始める。