尺骨神経が傷害されると巧緻運動障害（細かい動きが上手くできない）が生じます。 尺骨神経麻痺の典型例では、母指球以外の手内筋の筋萎縮と鉤（かぎ）爪変形（鷲手変形）が生じます。
尺骨神経の麻痺で生じるのはどれか？
尺骨神経麻痺では、手内筋が萎縮し、鉤爪変形や鷲手と呼ばれる症状が起こる。
尺骨神経の障害で現れる症状はどれか？
尺骨神経が障害や圧迫された場合に見られる症状は鷲手です。 外傷やスポーツ肘などにより、尺骨神経の障害が起こると細かい手の動きができなくなったり、母指球以外の手内筋が萎縮し、環指・小指の付け根の関節の過伸展および、第1・2関節が屈曲するかぎ爪変形が起こります。
尺骨神経麻痺 どうなる？
症状 尺骨神経が障害されると小指と環指の小指側半分、前腕の尺側の一部の感覚が障害されます。 また、手関節の屈曲、小指環指の屈曲、母指の内転、手指の内転外転運動が障害されます。 ただし、尺骨神経は上腕から前腕、指先に至るまで走行しているため、障害を受ける部位によって現れる症状は異なります。
正中神経麻痺で起こるのはどれか？
正中神経麻痺では、母指球筋や母子対立筋等が障害され、猿手をきたす。
