つまり残りの1~2割の人を除いて、誰でも歯周病になると考えたほうが良いでしょう。 ただし、歯周病の原因であるプラーク(歯垢)、歯石を日頃のブラッシングや定期的な歯科でのメインテナンスにて除去することで、予防することも可能な病気です。 予防が難しい歯周病もありますが、遺伝的な要因など非常に特殊な場合になります。
歯周病は何歳からなる?
いつも口の中が汚れている子どもたちは、5歳前後から歯肉炎が徐々に始まり、歯周病がじわじわ起きてきます。 厚生労働省の歯科疾患実態調査(昭和62年、旧厚生省公表)によると5~14歳で33%の小中学生の3人に1人が歯肉炎・歯周病にかかっています。
歯周病 何人に一人?
歯周病は必ずかかるわけではありませんが、国民の3人に2人は歯周病になっていると言われています。 歯周病の原因として、細菌因子(歯と歯ぐきの境界をポケットと呼びますが、ポケット周辺やポケット内の細菌、プラーク)、環境因子(喫煙、ストレス、薬物等)、宿主因子(患者さん自身の体質、全身疾患等)が関係すると考えられています。
歯周病はなぜなってしまうのか?
歯周病の直接的原因 歯肉炎・歯周炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。 歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。 この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。
なぜ 子供 は歯周病に ならない のか?
乳歯の子供が歯周病になる可能性 ただし、歯周病菌は歯と歯肉の隙間で繁殖するため、歯がない環境では生きられなくなっています。 このため、例えば生後数か月でまだ歯が生えていない乳児なら、歯周病になることはありません。 最も、小学生の子供や乳歯の子供が歯周病で歯を失うことはまずないでしょう。