チン小帯は眼球の内部で水晶体を固定している、線維のあつまりである。 チン小帯が水晶体を支えることによって、水晶体はその形を左右対称に保ち、ピントを網膜に合わせることができる。
チン小帯の読み方は?
チン‐しょうたい〔‐セウタイ〕【チン小帯】 毛様体小帯のこと。 18世紀に眼に関する最初の解剖学書を著したドイツの解剖学者・植物学者ツィンの名に由来。
チン小帯の漢字は?
チン小帯(Zinn's membrane, ciliary zonule、毛様体小帯、毛様小帯)は、毛様体を水晶体に繋ぐ環状の線維である。 ヨハン・ゴットフリート・ツィンに因んで名付けられた。
チン小帯の役割は?
チン小帯とも呼ばれ、毛様体と水晶体の間を結び水晶体を支えるはたらき(水晶体が眼球内に落ちないように)をしています。 また,毛様体の節肉(毛様体筋)と協力して,遠くや近くを見るときに水晶体の厚さを変えるはたらき(ピント調節作用)をしています。
毛様体の読み方は?
毛様体(もうようたい) 虹彩の後ろにある三角形の組織です。 その働きは房水を作りだし眼内に栄養を与えます。 この房水は角膜の後面と虹彩のいちばん端の隅角から眼球外に排出されます。 この房水の産生と排出により眼球内の圧力(眼圧)を一定に保っています。