川には流れがあるため、プールや海と同じようには泳げないからです。 川の流れのなかでかかる水圧は、流れの速さに比例して増加するのではなく、2乗になります。 つまり、早さが2倍になれば4倍もの水圧がかかるということ。 たとえ膝くらいの深さでも、流れが速い場所では立っているのも大変なこともあります。
川 なぜ沈む?
川の流心部は水が急に冷たくなっていることがあります。 体は体温を保とうとするので、水中で体力が急速に奪われていきます。 これが力尽きて溺れる原因の1つになります。 また、冷えにより足がつることもあります。
水難事故はなぜ起こるのか?
海や川等での水難事故の原因は、 ・泳いで深みや急流に流される (向こう岸まで泳いでやろう) ・ウォータースポーツ (いいところを見せてやろう) ・危険な場所での魚釣り (大事な竿は離さないぞ) 等々であり、様々なところに危険が潜んでいます。 平成22年と比較して 年々減少しています。
なぜ人は溺れるのか?
口の中に水が浸入すると、刺激からの防御反応として、水が入らないように「息こらえ」が起こります。 ところが「息こらえ」も1分程度しか持続できず、気道内に水が浸入し、咳反射が起こり、嘔吐や誤嚥をし、無呼吸から、さらに水が浸入し、肺に損傷をきたします。
なぜ溺れると沈む?
皆さんもプールで何もしなければプカプカ浮いてますよね。 ただ溺死体では違っており、まず沈みます。 これは逆に浮き袋となる肺が水浸しになり含気しない(空気を含まない)ためです。 息を目一杯吸い込んだ肺の比重は1を下回り、息を吐いた肺の比重は1を上回るとされます。