褥瘡(床ずれ)は、皮膚の同じ部分(特に骨が突出している部分)への圧迫が持続することで起こります。 ベッドのマットや布団、車いすなどにより外から圧迫を受けると、体の中では皮膚や皮下脂肪、筋肉などを押しつぶそうとする力、左右に引っ張ろうとする力などがかかります。
どこからが褥瘡?
褥瘡(じょくそう・床ずれ)は、持続的に圧力のかかりやすい骨の出っ張った部位にできやすくなります。 仰向け(仰臥位)で寝ているときに最も発生しやすいのは、体圧のかかる仙骨部(せんこつぶ・おしりの中央の骨が出た部分)です。
褥瘡の3つの原因は?
・ 褥瘡の発生には,外力(皮膚の圧迫)や皮膚と軟部組織のずれによって生じる①阻血性障害,②再灌流障害,③リンパ系機能障害,④細胞・組織の機械的変形が複合的に関与する.
床ずれのことを何という?
床ずれって何かご存じですか?床ずれとは骨が出っ張っている部分の血流が 悪くなることによって起きる皮膚の変化です。 専門用語で褥瘡(じょくそう)といいます。 皮膚が赤くなる→皮膚がむけてしまう→傷が深くなるといったように進んでいきます。
褥瘡のでき始めは?
褥瘡のでき始めは皮膚が赤くなり、薄く水膨れができます。 この水膨れが破けて「びらん」という状態になります。 乾いて治ってしまうこともありますが、皮膚が壊死すると、黄色から黒っぽくなり、周りが炎症を起こして赤く腫れてきます。 また、感染を起こして膿がたまることもあり高熱が出たりします。