A褥瘡(床ずれ)が治るまでの期間は、患者さんの体の状態や褥瘡(床ずれ)の傷の状態により違います。 浅い褥瘡(床ずれ)の傷は1ヵ月ほどで治りますが、深い褥瘡(床ずれ)の傷は数ヵ月から1年以上かかることもあります。
床ずれを治すにはどうしたらいい?
床ずれを治すには、傷を洗浄して、壊死した皮膚を取り除き(デブリドマンと呼ばれる処置)、ドレッシングを行う必要があります。 ドレッシングを交換する際には傷を洗浄します。 隠れている破片を浮かせ、残らず取り除くために、医療従事者はしばしば生理食塩水で、びらん、特に深い裂け目の部分を洗い流します(洗浄する)。
床ずれは治りますか?
Q褥瘡(床ずれ)は治りますか? A褥瘡(床ずれ)の傷が浅い場合は、ほとんどがすみやかに治ります。 しかし、褥瘡(床ずれ)の傷が深い場合、症状が悪化すると治るまでに時間がかかります。 特にお年寄りでは全身の状態がよくない場合もあり、治るまでに1年以上の時間がかかることがあります。
床ずれの初期症状は?
褥瘡(じょくそう・床ずれ)の初期症状は、肌に赤み(「発赤(ほっせき)」)がみられます。 進行すると、内出血や水泡、びらんが見られます。 重症化すると皮膚が壊死し、皮下脂肪や筋肉や骨、腱などにまで傷が広がり、治りにくくなります。 また、そこから細菌が入ると、感染症を合併し死に至ることもあります。
床ずれの痛みは?
床ずれの症状 床ずれの最初の症状は、皮膚に痛み、赤みやただれが起こり、水ぶくれや内出血が見られるようになります。 症状が重くなると、皮膚だけでなく皮下組織や筋肉・骨にまで達し、さらに傷口から血液中に入って高熱や意識障害を起こす敗血症になることもあります。 この傷が原因で、全身に感染が広がる可能性もあるのです。