大骨盤は腹腔の下部で,外側は腸骨翼,後壁は仙骨外側部の上端および腰椎下部と腸骨稜との間に張る靭帯より成り,前方に開いている。 内部には腹部内蔵の一部がある。 小骨盤は前壁が恥骨,外側壁が坐骨と腸骨体,後壁は仙骨と尾骨から成り,内腔は女性では産道になっている。
骨盤 分界線 どこ?
骨盤は大骨盤と小骨盤とに区分され、その界には分界線があります。 分界線は岬角(第5腰椎と仙骨の結合するところで、前下にとびだしている)、腸骨の弓状線、恥骨櫛および恥骨結合の上縁を結ぶ線の事で、その囲む面は平面に近いです。 大骨盤は広く浅い鉢のような容器で、腹腔の下部に位置し腹部内臓を容れます。
骨盤腔 どこ?
こつばん‐くう【骨盤×腔】 骨盤に囲まれた空間。 狭義には、分界線より下方の小骨盤腔をいう。
岬角 どこ?
1 みさき。 さき。 2 仙骨底の前縁にある前方に張り出した部分。 仙骨岬角。
恥骨稜 どこ?
恥骨稜:恥骨結節から恥骨結合面の上縁にいたる稜線。