燃え上がる様子をゆっくり見てみましょう。 灯油は、小さなツブになって空気中に広がり、その粒が燃え上がっているようです。 小さなツブになると、空気中の酸素とふれやすくなるため燃えるのです。 灯油を霧状にして火をつけると炎になって燃焼することを高速度撮影で観察します。
灯油 燃やすとどうなる?
一酸化炭素中毒を起こす可能性 灯油ストーブは気化したガスが不完全燃焼すると、一酸化炭素を発生させてしまいます。 不完全燃焼となる原因は、酸素不足によるものです。 燃焼させるには酸素が必要になりますが、密閉した場所だと酸素がほとんど使われてしまいます。
灯油の燃焼温度は?
物質発火点[℃]軽油250灯油255重油250~380ガソリン300
灯油とガソリン どっちが燃えやすい?
ここでガソリンと灯油で、引火しやすさを比べてみます。 揮発性の高いガソリンは火を近づけると すぐに引火して激しく炎を立てます。 しかし灯油は33秒経ってようやく火がつきました。 しかもガソリンよりも火は緩やかに燃えています。
サラダ油は燃えますか?
引火は火元が必要ですが、発火は温度上昇のみで自然に起こります。 菜種油の主成分であるオレイン酸の沸点は360˚C(1)、発火点は 335˚C(2) とされており、加熱を続けていけばやがて沸騰する前に自然発火します。