帝王切開は腹部を切開することで出産をおこないます。 そのため手術後には切開部の傷が痛み、合併症が生じるリスクも少なくありません。 帝王切開術後に多く見られる合併症は、血管が血栓(血の塊)で塞がれて引き起こる血栓症のほか、切開した組織や臓器の癒着などが挙げられるでしょう。
帝王切開後の生活は?
術後2~3日は傷口の痛みも強いため、無理せず安静に過ごしましょう。 その後、体調に問題がなければ、早い回復のためにも医師や助産師の指導のもと身体を動かすことは大切です。 授乳や沐浴など、赤ちゃんのお世話も積極的に行いましょう。 帝王切開の産後に大切なこととして、傷跡のケアがあります。
帝王切開 どのような場合?
ママの骨盤の大きさより赤ちゃんの頭が大きかったり、骨盤の形が変形しているなど、赤ちゃんが骨盤を通り抜けることができない場合は帝王切開になります。
帝王切開後の合併症は?
術後には、子宮創部縫合不全、腹壁創部離解、血腫ならびに腫瘍形成などが起こり、再手術が行われる場合があります。 弛緩出血や原因不明の大量出血などでは輸血が行われる場合があり、母体の救命のために子宮動脈に詰め物をして止血する子宮動脈塞栓術や、ごく稀に子宮を摘出する場合もあります。
帝王切開 何日目から楽になる?
帝王切開の出産の痛みは2種類 いつまで続くのかというと、痛みのピークは手術当日夜~産後2日くらいで、術後3日目くらいから少しずつ痛みが落ち着いてきます。 退院するころには、だいぶ軽くなり、自由に動き回れるようになりますが、人によっては退院する頃まで歩くのも辛いほどの痛みを感じる方もいるようです。