点頭てんかんは,両上肢の突然の屈曲,体幹の前屈,下肢の伸展,および脳波上のヒプスアリスミアを特徴とするてんかん発作である。 点頭てんかんの発作は数秒間続き,1日に何回も繰り返すことがある。 通常は1歳未満の小児に発生する。 発作は約5歳までに自然に消失するが,しばしば他の発作型に置き換わる。
点頭てんかん どうなる?
点頭てんかんのもっとも深刻な点は、重篤なてんかん性脳症で、数日~数週間の単位で笑わなくなり、反応が乏しく不機嫌になります。 首のすわりがなくなる、お座りができなくなるなど今までの発達が退行します。 原因不明の退行が乳児期におこった場合には、点頭てんかんの可能性を疑う必要があります。
点頭てんかんの読み方は?
点頭てんかんてんとうてんかん Infantile spasms. (子どもの病気) 生後4カ月~1歳ころの小児に発症する予後不良のてんかんです。 1841年、ウエストという医師が彼自身の息子の病状と経過を報告したのが最初で、ウエスト症候群とも呼ばれます。
点頭てんかんの薬は?
点頭てんかんに対する最も効果的な治療法は、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)を1日1回筋肉内に注射することです。 コルチコステロイド(プレドニゾン[日本ではプレドニゾロン]など)の経口投与も有効なことがあります。 これ以外で、発作を止めるのに有用であることが明らかに証明されているのは抗てんかん薬のビガバトリンだけです。
点頭てんかんの発症は?
乳児期に起こる薬剤抵抗性(難治性)のてんかんで、別名「点頭てんかん」とも呼ばれ、多くは 重篤 な脳障害を背景に生後3-11ヵ月時に発症します。 てんかん発作は、てんかん性スパズム、別名「点頭発作」と呼ばれる特異な発作です。