また、けいれん発作後には、頭痛や疲労感、意識の混濁、四肢の脱力感などが残ることがあります。 けいれんが長時間持続する場合や、短時間のうちに何度も生じる場合を「けいれん重責」状態といい、低酸素状態に陥りやすいため、速やかな治療が必要です。
痙攣 何が起こっている?
成人:頭部外傷、脳卒中、または脳腫瘍によって脳組織に損傷が起こり、けいれん発作の原因になることがあります。 アルコール離脱症状(突然の断酒によって起こる現象)も、けいれん発作の一般的な原因の1つです。 しかし、この年齢層でも、およそ半数は原因を特定することができません。
痙攣後の症状は?
全身性の痙攣発作のあとは眠りに入ることが多く、痙攣後に精神混乱を来たしたり(発作後もうろう状態、あるいは発作後昏迷)、頭痛を訴えることはよくあります。 全身性の痙攣発作の際には、尿失禁(あるいは便失禁)、口から泡を吹く、白目をむいたり、ある方向を睨むなどの症状を伴うことがあります。
痙攣の脳への影響は?
けいれん発作が1時間以上続かない限り(ほとんどのけいれん発作の持続は数分に過ぎません)、けいれん発作そのものによって脳の損傷や永続的な影響が残ることはありません。 しかし、けいれん発作の原因となる病気の多くは、永続的な影響を残します。 例えば、一部の病気によって小児の発達が妨げられる可能性があります。
痙攣ってどんな感じ?
けいれんとはどんな状態か? 体の一部、あるいは全身の筋肉が自分の意志によらずに硬直したり、ガクガクと律動的に収縮したりする状態がけいれんです。