DNAは細胞の中にあり、長い鎖のような形をしており、たった4種類の塩基で遺伝情報が書かれています。 塩基は遺伝情報を表す文字のようなもので、具体的にはA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)です。 ヒトの遺伝子のDNAは、全部合わせると塩基が30億個ほどもつながった鎖のような超巨大分子です。
DNA どんな情報?
DNAはヒトの細胞では、核の中の染色体にあり、A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)の4種類の部品でできています。 DNA中ではAとT、GとCが結合していて、その結合の対を塩基対と言います。 DNAは、はしごをひねったような形をしていて、核の中の染色体の中に折りたたまれて入っています。
DNA 何に含まれる?
DNAはデオキリボ核酸の略で、アデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)・チミン(T)の4つの物質で構成され、これらが繋がりDNA配列になっています。
DNAの情報量は?
人間の全遺伝子情報、ヒトゲノムは約30億個の塩基対で構成されているが、仮に1対の塩基で2ビットのデータを記録できるとすると、60億ビットで、約750メガバイト(1バイトは8ビット)。 人間の細胞1つの核にこれだけのデータが収められていることになる。
DNAはどんなことに利用されているのか?
DNA を使った検査はとても身近なものとして広く普及しています。 犯罪捜査に使われるDNA 鑑定、インフルエンザや性感染症の検査、遺伝病の診断、食品の安全性検査、ミイラの調査など、これらにはすべてPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)法というものが用いられています。