中耳から発生する「耳だれ」は、中耳粘膜から生じる粘液性のもので、細菌感染を起こすと粘膿性になります(中耳炎)。 慢性中耳炎では鼓膜穿孔を通って中耳から外耳道に流れ出ます。 外傷などの原因で内耳から髄液が外耳道に流出すると水様性になります。
耳から水が出る 何の病気?
耳垂れが出る原因は? 耳から膿が出る原因としては、細菌などに感染して起こる急性中耳炎や慢性中耳炎が多いでしょう。 さらさらした液体が出る場合は、外耳道炎や外耳湿疹、耳をかきすぎたことなどが考えられますが、外耳からの耳垂れでも細菌に感染すると膿が出ます。
水耳 なぜ?
風邪などを引いて耳管の周りが腫れ、耳管の開け閉めがうまくできなくなると、中耳の空間に強い陰圧がかかり、周囲の細胞から液体が中耳に漏れ出してしまい、滲出性中耳炎が起こります。 (急性中耳炎でも、中耳に侵入した細菌に対する免疫反応により液体がたまる場合があります。)
なぜ耳垢が湿るのか?
耳垢が湿る原因はアポクリン腺の数 つまり、アポクリン腺が少ない方は分泌物が少ないためかさかさと乾燥し、逆にアポクリン腺が多い方は分泌物が多いためベタベタと湿りやすいということになります。
耳に水が入った時どうしたらいいですか?
外耳道に入った水は触らずに、そのままにしておいて下さい。 外耳道は体温で温められた温室のようなものですから、少し気持ち悪くても20ー30分我慢すれば、入った水は自然に蒸発してしまいます。 外耳道にたまった水を取ろうとして、綿棒や耳掻きで触ったりすると、簡単に外耳炎を起こしてしまいます。