耳小骨筋は、鼓室の中にある耳小骨に付いている筋肉で、アブミ骨筋と鼓膜張筋の二つがあります。 それぞれ顔面神経および三叉神経の支配を受けています。
アブミ骨筋 どこ?
アブミ骨筋(アブミこつきん、英語:Stapedius muscle、ラテン語:Musculus stapedius)は、耳小骨筋のひとつである。 錐体腔の壁で起始し、耳小骨(アブミ骨頸の後面)に停止する。 顔面神経に支配され、鼓膜張筋とともに音を調節し、小さくする。
耳小骨筋の役割は?
耳小骨というのは、鼓膜から内耳に音を伝える小さな骨ですが、耳小骨筋はその骨についていて、あまりに大きな音が入ってきたとき、反射的に収縮して音の伝わりを弱め、内耳を守る働きをしています。
鼓膜張筋 どこ?
鼓膜張筋(こまくちょうきん、英語:Tensor tympani muscle、ラテン語:Musculus tensor tympani)は、耳小骨筋のひとつである。 耳管軟骨部で起始し、耳小骨(ツチ骨柄の根元近く)に停止する。 下顎神経(鼓膜張筋神経)に支配され、アブミ骨筋とともに音を調節し、小さくする。
耳管 どこにある?
じかん【耳管 tuba auditiva】 中耳の鼓室と咽頭上部の側壁との間にある管で,その内面は粘膜でおおわれ,鼓室に近い上部は骨の中にあるが,咽頭に近い下部は軟骨がそのまわりにある。 この管は骨をでてから下方にらっぱ状に広がるので,耳らっぱ管ともよばれる。