通常、IV期(ステージ4)と診断された肺がん患者さんの場合には、手術を行うことはありません。 IV期の状態では、他の臓器に肺がんが転移しているため治療の主体は薬物療法となります。
肺がんステージ4余命どのくらい?
ステージ別の肺がん患者さんの5年実測生存率は、ステージ1で76.9%、ステージ2で45.7%、ステージ3で23.2%、ステージ4で6.0%、全症例で42.4%という統計 ※1があります。 このデータから、より早期に治療を開始した人の方が、5年生存率が明らかに高いことがわかります。
ステージ4は末期ですか?
ステージ4だからといって末期とは限らない ただしステージ4の基準は「癌転移の有無」であり、ステージ4と宣告されたからといって必ずしも末期状態とは限らないことも重要です。 ステージ4でも癌の状態によって治療法が検討できる場合はあり、まずは主治医や家族とじっくり相談してプランを考えていくようにしてください。
肺がんステージ4はどんなじょうたい?
肺の一部にがんがあるのみでどこにも転移がないものがステージ1、気管支周辺やリンパに転移がある場合にはステージ2…と進み、ステージ4の場合には肺の別の場所や、悪性胸水、脳、肝臓、副腎、骨などに転移がある状態です。
肺がんステージ4の状態は?
IV期(ステージ4)の肺がんとは 転移性がんです。 転移の中でも、肺から離れた臓器(肝臓、脳、骨など)や原発巣とは反対側の肺、胸膜や心膜に転移したもの(遠隔転移)があればIV期(ステージ4)と判定されます。 組織型(腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、小細胞がん)やリンパ節転移の有無、原発のがんの大きさは問いません。