肺気腫の症状 息切れ、咳、痰、痩せが、主たる症状です。 息切れは、季節変動や、日内変動がそれほど著しくなく、体動時に強くなり、休むと改善します。 咳は、肺気腫に感染症を伴ったり、肺性心になったときなど、急性増悪の時に多く認められます。
肺気腫は良くなりますか?
肺気腫になってしまった肺は正常に戻ることはありません。 しかし肺気腫の場合、病気の進行を抑える処置が必要です。 喫煙者は、病気の進行を抑えるために禁煙が必要です! 自覚症状を軽くする治療としては、吸入用気管支拡張薬とテオフィリン製剤等もあります。
肺気腫ってどうなるの?
肺や気管支に炎症が起き、それが長い期間継続することで、肺胞(肺の中を通る気管支の末端にある小さな袋状の組織)が破壊されてしまう病気。 この肺胞の壁が壊れることで、隣り合う肺胞同士が結合し、肺の中がスカスカの状態になってしまうことから、呼吸障害などを引き起こす。
肺気腫の初期症状は?
肺気腫になっても、初期にはほとんど自覚症状がありません。 しかし、肺機能が健康なときの半分近くに低下してくると、運動後の息切れ、慢性の咳嗽、喀痰といった症状が現れてきます。
肺気腫ってどうしてなるの?
一番の原因は”たばこ”です。 たばこによって肺胞の組織が破壊され、空気をうまく外に押し出せなくなり息苦しくなります。 しかし、肺気腫はたばこを吸っている人がすべてなる病気ではありません。 喫煙に遺伝的要素が重なって発症する場合もあります。