誤嚥によって食べ物や唾液、胃液などと一緒に細菌が気道に入ることで肺の中で細菌が繁殖して炎症を起こし、誤嚥性肺炎が発症する。 また、食べ物などの誤嚥の他に、口の中や喉の粘膜にすみついた細菌を含んだ唾液の誤嚥や、寝ている間に胃と食道の逆流によって胃酸を含んだ胃の内容物を誤嚥して起こることもある。 24 дек. 2021 г.
誤嚥したらどうなりますか?
誤嚥すると、むせる、あるいは咳き込むといった症状が出ますが、気道をまもる反射(気道防御反射)が低下している場合には、誤嚥をしてもむせないことがあり、肺炎を引き起こします。 誤嚥の検査としては、さまざまなスクリーニング検査や、内視鏡を使った嚥下機能検査(嚥下内視鏡検査)が行われます。
誤飲するとどうなる?
異物が大きいと胸部の不快感や痛みを訴えることがあります。 言葉で訴えることのできない子どもさんでは、不機嫌に泣く、母乳やミルクを飲まなくなるなどが症状の可能性があります。 胃の中に異物が進むと、症状はほとんどありません。 ただし、先端が鋭利な異物では出血、腹痛などの症状が出ることもあるため、異物の特定が重要になります。
むせるとどうなる?
「誤嚥」し、「むせ」が起こっても気管に入った食べ物・唾液を出すことができずに、肺炎を起こすことがあります。 これが「誤嚥性肺炎」です。 特に、体力の低下した高齢者や脳血管疾患の患者様に多いといわれています。 また、はっきりとした「むせ」がなくても「誤嚥」がおこっており、「誤嚥性肺炎」となることもあります。
食べ物が肺に入るとどうなる?
若い人であれば、仮に肺に食べ物が入っても、むせて、食べ物を咳と一緒に吐き出します。 高齢者、中でも認知症や脳卒中の患者さんは、この咳反射も低下しています。 つまり、誤嚥しやすい、誤嚥しても吐き出せないため肺炎が起こるのです。 誤嚥性肺炎を治すことはできます。