A:肺の病気、肺の炎症なので、呼吸症状が主体です。 すなわち、咳や痰、ゼーゼー(喘鳴)などです。 さらに、炎症の全身反応として、発熱して、食欲が低下し、水分も取れなくなって脱水症状を起こすこともあります。 ひどい肺炎では、呼吸困難をきたして人工呼吸器を必要とすることもあります。
肺炎ってなんでなる?
肺炎を起こす原因には、細菌やウイルスなど病原微生物の感染のほか、関節リウマチなどの病気、薬の副作用、羽毛やカビなどに対するアレルギーなどさまざまあります。 適切な治療を受けるためには、早めの受診はもちろん、必要に応じて呼吸器内科など専門医を受診するなどして、こうした原因を特定することが大切です。
肺炎になりかかっているとはどんな症状?
高熱、悪寒(寒気)、全身倦怠感(全身のだるさ)、筋肉痛などの全身症状は一般的に少なく、同様にウイルスで起こるインフルエンザとの違いでもあります。 一方、肺炎では38℃を超える発熱が数日間に渡って持続し、悪寒や全身倦怠感(全身のだるさ)に加え、呼吸困難感・息切れを伴う場合もあります。
肺炎は何日ぐらいで治りますか?
発症後から治療までの時間は、その後の経過に大いに影響します。 発症後すぐに治療開始できれば、抗菌薬の投与で1週間程で治ります。 しかし呼吸苦や脱水などの症状が出現する頃になると、肺の炎症範囲は広がっており、治るまでに2~3週間かかり、入院が必要になることも少なくありません。
肺炎はどうしたら治りますか?
治療の基本は、安静、保温、そして水分補給も重要です。 また対症療法(症状を緩和させる治療法)として、咳止め(厳密には、痰の排出を促進させる薬が多い)や解熱剤などを使用します。 特に誤嚥が関係している肺炎の場合は、原則として絶飲・絶食する治療も重要です。