腫れた副甲状腺を摘出すると、血液中の副甲状腺ホルモンは分の単位で低下します。 手術後1時間も経過すると、測定感度以下まで低下することもめずらしくありません。 副甲状腺ホルモンの低下の速さは、患者さんごとの違いはあまりありませんが、血液中のカルシウムの低下の速さは患者さんごとに大きく違います。
副甲状腺ホルモンの働きは?
副甲状腺ホルモンの働きは 血液中のカルシウムが過剰になると、尿や便にカルシウムを積極的に排出するように働きます。 反対にカルシウムが不足すると、骨に蓄えられたカルシウムを血液中に放出するよう働き、尿や便に一旦排出されたカルシウムを血液中に戻して、血液中のカルシウムを上昇させるように働きます。
副甲状腺の病気の症状は?
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を上昇させるように働きます。 このため副甲状腺ホルモンの作用が障害されると、主に血液中カルシウム濃度が低下することによる症状が現れます。 特に、テタニーと呼ばれる特徴的な手足の筋肉の痙攣や、手足や口の周りの痺れ感などが多く見られる症状です。
副甲状腺 何科?
専門医療機関(内分泌・外科)を受診してください。
副甲状腺腫瘍の症状は?
副甲状腺腫瘍では次のような症状が表れます。筋力の低下吐き気や嘔吐食欲不振体重減少のどの渇き排尿の回数の増加便秘首の腫れ