肝臓は、脳とともに人体最大の臓器です。 すぐ上には横隔膜を介して肺と心臓があり、すぐ下には消化管が、そして背中側には腎臓が接しています。
肝臓 どこに繋がる?
肝臓を下面から見ると、ほぼ中央には肝臓の出入口があり、肝門(かんもん)と呼ばれています。 肝門からは門脈(もんみゃく)と肝動脈(かんどうみゃく)という2つの主血管が肝臓内へ入っています。 肝臓へ流入する全血液量の70%は門脈血、30%が動脈血です。
肝静脈 どこにつながる?
肝臓に入った血液は肝静脈を通って出ていきますが、その血液は門脈からの血液と肝動脈からの血液が混じり合ったものです。 肝静脈の血液は下大静脈(全身で最も太い静脈)に流れ、腹部と下半身から上がってきた血液とともに心臓の右側部分に流れ込みます。
肝臓が悪くなるとどんな症状が出ますか?
肝臓は「沈黙の臓器」と言われており初期では症状がでないことがほとんどです。 進行すると、全身倦怠感、食欲低下、嘔気、黄疸、皮膚のかゆみ、からだのむくみ、腹水などが挙げられます。
肝臓は何器官?
食べ物の摂取から分解・消化、吸収、排出までを行う「消化器系(口から肛門まで続く器官」と呼ばれる臓器のひとつです。 肝臓には主に代謝(解毒)、胆汁の産生などの働きがあります。 代謝とは、体内の化学物質の量を調節する働きです。