門脈【もんみゃく】 門静脈とも。 腹腔内の消化管からの血液を集めて肝臓に送る静脈。 脾静脈,上腸間膜静脈,下腸間膜静脈の合流として始まり,肝門から肝臓内部に入って次々と分枝し,毛細血管となって肝細胞を取りまいてこれと接触した後,肝動脈の末梢とともに次第に集まり肝静脈として肝臓を出る。
門脈はどこを通る?
門脈系は動脈から消化管内の毛細血管となり、少しずつ太くなって栄養に富 む静脈血を集め、肝臓に入る門脈となり、さらにもう一度肝臓内の類洞毛細血管を通過します。 つまり消化管と肝臓という 2 度の毛細血管を通過することで吸収と代謝、合成の役割を分担し ている循環系ということができます。
門脈とは何ですか?
門脈とは、胃・小腸・大腸・膵臓・脾臓などのおなかの臓器から帰て、肝臓に入って行く静脈のことです。 門脈圧が上昇すると、逃げ場を失った血液が、胃の廻りから食道を通って心臓に帰るバイパス、食道静脈瘤ができます。 食道静脈瘤が破裂すると、出血して、血を吐いたり便に黒い血となって血液が失われ、致命的になることもあります。
肝門 どこ?
肝臓を下面から見ると、ほぼ中央には肝臓の出入口があり、肝門(かんもん)と呼ばれています。
肝臓の門脈の流れは?
門脈は腸全体と脾臓、膵臓、胆嚢からの血液を受けて、それを肝臓に送ります。 門脈は肝臓に入ったところで左右の枝に分かれ、さらに細かく枝分かれして、肝臓全体に広がります。 肝臓から流れ出る血液は、肝静脈を通って体循環に戻ります。 門脈の血圧を上昇させる要因には、以下の2つがあります。