血清カリウム値が高値になると、心電図でテント状T波と呼ばれる特徴的な波形を示す。 これはT波がテントのように大きく増高する現象で、致死的不整脈に移行する可能性があるためすぐに対処する必要がある。
高カリウム血症 心電図 なぜ?
しかし、高カリウム血症ではカリウムが細胞内から外に移動できず、その結果細胞内の電位がさがらず、ナトリウムが細胞内に入りづらくなり、心筋の興奮が起こらず、心停止へとつながるのです。 高カリウム血症のときの心電図変化は、T波が高くなるテント状T波やQT間隔短縮がみられます。
低カリウム血症の心電図は?
心電図変化は通常,血清カリウムが3mEq/Lを下回った場合に生じ,ST低下,T波の平低化,およびU波の増高などがみられる。 著明な低カリウム血症では,T波は次第に小さくなり,U波はますます大きくなる。
高カリウム血症 なぜ徐脈?
高カリウム血症(血清カリウム>5.5mEq/L) これは字のごとくで左右対称の尖った背の高いT波で、カリウム濃度がさらに増加すると、心臓内での電気信号の伝導も悪くなり、心房での伝導障害によってP波が小さくなってやがて消失してし、徐脈となります。
高カリウム血症の基準値は?
高カリウム血症とは 血液中のカリウム濃度の正常範囲は3.5〜5.0mEq/Lですが、5.5mEq/L以上になると高カリウム血症と診断されます。 腎臓が正常に機能しているときは、多くのカリウムを摂取しても尿とともにカリウムが排泄されます。