何らかの原因、たとえばパニック障害や極度の不安、緊張などで息を何回も激しく吸ったり吐いたりする状態(過呼吸状態)になると、呼吸ができない、息苦しさ(呼吸困難)を感じます。
過呼吸とはどういう症状?
過呼吸になると体内の二酸化炭素が減ってしまい、体のしびれや息苦しさ、めまいが起き、ひどい場合には気を失ったりします。 もともとは、ただ、体内の二酸化炭素が少ないだけのことですが、このときのしびれ、気が遠くなる、めまい、胸の痛いなどの体の症状が恐怖になってしまい、パニック障害を引き起こします。
過呼吸の受診科は?
過呼吸・過換気症候群の症状がある場合は、まずは内科・呼吸器内科を受診してください。 かかりつけの医療機関がある場合は、そちらで相談して、適した診療科がある医療機関を紹介してもらうとよいでしょう。 検査で異常が見つからない場合には、心療内科・精神科の受診をおすすめします。
過呼吸 どれくらいでおさまる?
過呼吸は、数時間程度で治まることがほとんどです。 多くの人は、過呼吸になるとパニック状態になってしまいます。 パニックになると、さらに過呼吸状態がひどくなる傾向があります。 そんなときこそ“落ち着いて、ゆっくり呼吸する”ようにしてください。
過呼吸はどういう時になるの?
心に抱えている不安や恐怖、緊張など精神的なストレスが引き金で起こります。 人によって感受性の違いはありますが、発作を起こしやすい性格として、「几帳面」や「心配症」などが挙げられます。 上記以外に、マラソンなどスポーツの直後や睡眠不足などの肉体的疲労からも起こります。