何らかの原因、たとえばパニック障害や極度の不安、緊張などで息を何回も激しく吸ったり吐いたりする状態(過呼吸状態)になると、呼吸ができない、息苦しさ(呼吸困難)を感じます。
過呼吸になるのはなぜ?
心に抱えている不安や恐怖、緊張など精神的なストレスが引き金で起こります。 人によって感受性の違いはありますが、発作を起こしやすい性格として、「几帳面」や「心配症」などが挙げられます。 上記以外に、マラソンなどスポーツの直後や睡眠不足などの肉体的疲労からも起こります。
過呼吸ってどういう症状?
息をしにくい、呼吸が速くなる、胸が痛い、めまい、動悸(どうき)などの自覚症状が挙げられる。 血液がアルカリ性に傾いて血管が収縮し、手足のしびれや筋肉のけいれんが起きる場合もある。 子供や若い女性だけでなく、中高年でも年齢に関係なく発症することがある。
過呼吸 続くとどうなる?
過呼吸による過換気症状 酸素量が必要以上に多いことは、特に問題にはなりません。 換気を繰り返すことによって、身体から二酸化炭素がどんどん抜けてしまうことが問題となります。
過呼吸 どれくらい?
過呼吸の発作は非常に苦しく、とても強い恐怖感に襲われますが、数十分から1時間程度で自然と改善し、予後も良好な疾患です。 過呼吸の正しい知識を知ることで安心感が生まれ、発作も起こりにくくなります。