感染力が非常に強く、はやり目の人が目を触った手でモノを触り、他の人がそれに触って目をこするなどすると、高い確率で感染します。 タオルなどを介しても感染しますが、空気感染はしません(インフルエンザは空気感染します)。
はやり目 いつまでうつる?
通常は2週間程度で治りますが、炎症が強く起こった場合角膜に点状の濁りが出ることがあり、その場合は良くなるのに数ヶ月かかることもあります。 治るまでの間は他の人にうつさないことが重要です。 1〜2週間はうつしてしまう可能性があり、うつった場合潜伏期間は1週間くらいで発症します。
はやり目の感染経路は?
感染経路のほとんどが接触感染で、感染者の目→手→触った物 →他の人の手→その人の目という具合に拡がっていきます。 タ オルや手ぬぐいなどは格好の感染源になるので感染したら共 有しないような注意が必要です。 咽頭結膜熱(プール熱)では 咳による飛沫感染の恐れもあります。
はやり目の検査方法は?
はやり目の検査法 目ヤニを綿棒で採取し、アデノチェックという検査キットを使って、陽性か陰性か調べます。 判定に7分くらいかかります。 しかし検体中のアデノウイルス抗原量が検出感度以下の場合や検体採取が不十分な場合など感染していても陰性になる場合があります。
はやり目の治療方法は?
はやり目自体は3週間ほどで自然に治りますが、別の細菌などの混合感染を予防するために、抗菌薬の点眼を行います。 また、角膜の濁りがみられる場合には、ステロイド薬の点眼を行います。 なお、はやり目は、学校保健安全法により、感染力がなくなったと医師が判断するまでは学校へ出席できない疾患に指定されています。