おなかの中の赤ちゃんは、母親とつながった「へその緒」によって、酸素や栄養を得ています。
へその緒 栄養 どうやって?
赤ちゃんは、おへそにつながっている管(へその緒)を通じて必要な栄養や酸素をお母さんからもらいます。 へその緒の先の子宮の壁にくっついている胎盤は、お母さんの血液から栄養や酸素だけを赤ちゃんの血液に取り込みます。 また、いらないものをお母さんの血液に渡す役割もします。
へその緒は何のためにあるのか?
へその緒とは、おなかの中の赤ちゃん(胎児)のへそについている、細長いチューブ状の組織のことで、お母さん(妊婦)の子宮についている胎盤につながっています。 その細長いチューブを通して赤ちゃんは酸素や栄養をお母さんからもらっています。 おなかの赤ちゃんは、羊水の中で生活していますので、鼻や口で呼吸することはありません。
へその緒からの栄養 いつから?
赤ちゃんがママから栄養をもらうのは胎盤が完成する妊娠5ヵ月(妊娠16週)位から。 それまでは卵黄のうという器官から栄養を補っているので、心配しなくても大丈夫です。 一部の食べ物を除いて、胎盤が完成するまではママの食事が赤ちゃんに影響することは少ないでしょう。
新生児 へそいつ取れる?
通常おへそは1~2週間で自然に取れますが、うまく乾燥すると産科病院退院前に取れることもあります。 しかし、あまりにもケアを慎重に行っていると、まれに1ヶ月健診でもまだ取れていないお子さんにも出会います。 また、早産児はおへそが取れるのが遅くなる傾向があります。