へその緒とは、おなかの中の赤ちゃん(胎児)のへそについている、細長いチューブ状の組織のことで、お母さん(妊婦)の子宮についている胎盤につながっています。 その細長いチューブを通して赤ちゃんは酸素や栄養をお母さんからもらっています。 おなかの赤ちゃんは、羊水の中で生活していますので、鼻や口で呼吸することはありません。
へその緒は何でできているのか?
臍帯【さいたい】 〈せいたい〉とも読み俗に〈臍の緒(へそのお)〉ともいう。 胎児と胎盤を連ねる紐(ひも)状のもので,長さは成熟胎児で48〜60cm,直径は1cmほど。 外周は羊膜で包まれ,内部の柔らかいゼリー状の結合組織の中を2本の臍動脈と1本の臍静脈がからみ合いながら通る。
へその緒 どんなもの?
へその緒(臍帯)は、お腹にいる赤ちゃんのおへそと胎盤を繋ぐ血管です。 2本の動脈と1本の静脈の計3本が、ひも状になっています。 ママは胎盤を通して赤ちゃんに酸素や成長に必要な栄養などを送り、赤ちゃんはママに老廃物や二酸化炭素を送るという役割をしています。
へその緒はどうするのか?
へその緒は、出産後に赤ちゃんを取り上げた助産師や医師が、赤ちゃん側に数センチ~5cm残して切ります。 切ったあとは、およそ1週間~3週間ほどで乾燥してポロっと取れますので、取れたものを大切に保管します。 個人差があるため、乾燥して取れるまで一ヶ月ほどかかる場合もあるそうです。
へその緒を切らないとどうなる?
切るのを待つと鉄分たっぷりの血が流れて へその緒(臍帯=さいたい)は、母体の胎盤とつながり胎児に栄養や酸素を供給しているが、生まれたらすぐに切るのが一般的だ。 しかし、しばらくつけたままにしておくと、鉄分の豊富な血液が新生児に供給され、ヘモグロビン値がよくなることが経験的に知られていた。