後鼻漏とは鼻からのどの奥に流れている鼻水のことで普段は全く気になりませんが、鼻水がたくさんのどに流れ込むことで、のどの違和感や咳や痰等の症状の原因になります。 後鼻漏はいくら鼻をかんでも鼻水が前方から出ず、絶えずのどに流れ込んでしまいます。 その結果、鼻水を口から吐き出し続けるか、飲み込み続けるしかありません。
なぜ後鼻漏になる?
●後鼻漏の原因① 鼻粘膜の分泌細胞の増殖や機能亢進による② 鼻粘膜分泌細胞の粘液線毛運動の機能低下による③ 粘性の強い鼻汁が増加する④ 後鼻腔から上咽頭の知覚過敏などが挙げられます。
後鼻漏を治すにはどうしたらいいか?
A:薬物療法 急性の副鼻腔炎では抗菌力の強い抗生剤で比較的速やかに後鼻漏が改善する場合が多いです。 副鼻腔炎が3ヶ月以上も続く慢性副鼻腔炎になるとマクロライド系の抗生剤を少量で数カ月服用する治療法が一般的です。 少量ですので長期間の服用でも副作用は起こりにくいとされています。
後鼻漏 咳 何科?
また、内視鏡で鼻の奥を観察して実際に後鼻漏があるのに、症状として全く感じない患者さまもいらっしゃいます。 そうなってくると、痰や咳が主な症状でも、急性副鼻腔炎の可能性がありますので、まずは耳鼻咽喉科を受診した方がよいかなと思います。
のどの痛み 後鼻漏?
鼻水がのどにたれて痰と一緒になり、咳などが出てしまう状態を「後鼻漏」と呼んでいます。 通常は、意識せず鼻水を飲み込んでいますが、「痰がのどにからまった感じ」があると後鼻漏である可能性があります。 喉の痛み、喉に痰がからまったような違和感、せき、口臭などの症状が強くなります。