呼吸機能検査では、息切れする、呼吸が苦しい、咳が出る、痰が出るなど、肺の病気が考えられる時に、肺の容積や、空気を出し入れする換気機能の強さを測定し、呼吸機能に異常がないかを調べます。 検査の結果により、肺の病気の診断、重症度・治療効果などの確認をおこないます。 また、手術のときの麻酔法の選択時にも必要です。
呼吸機能検査 なぜ?
喘息、慢性閉塞性肺疾患や間質性肺炎(肺線維症)など、呼吸の機能が異常になる病気の診断や評価ができます。 検査時間は検査の内容にもよりますが、だいたい10分から40分かかります。 痛みや苦痛はなく安全な検査ですが、強く息を吸ったり吐いたりしていただきますので、少々疲れた感じになることがあります。
肺活量で何が分かる?
肺活量とは,肺の大きさを表す目安です. 肺活量測定には,どれくらい息を吸い込み,どれくらい息を吐けるかを調べる検査と,肺への空気の通り道である気管支の開き具合を調べる検査があります.
換気機能検査の目的は?
呼吸器の機能を測定することで、換気機能の状態を調べる検査です。 呼吸により肺から出入りする空気の量を測って、肺の容積や気道が狭くなっていないかなど呼吸の能力をチェックし、拘束性肺機能障害、閉塞性肺機能障害(COPDなど)などについて調べます。 計測値によってどのようなタイプの呼吸の障害があるのかを調べるのです。
肺機能検査 何科?
呼吸器内科 呼吸器内科では、肺や気道等に関する疾患を扱います。 咳や痰などの症状について、診断を行って適切な治療を行います。