気温が30℃を超え日照時間が多いと花芽が多く作られ、翌年春の花粉飛散量は多くなります。 逆に最高気温が25℃程度にしかならないいわゆる「冷夏」では、木は花芽ではなく枝を伸ばすことに注力するため、翌年春の花粉飛散量は少なくなります。
花粉 何度から?
スギは1月以降の気温が高いほど花粉の飛散時期が早まる傾向があり、1月1日からの日最高気温を足した積算気温が、おおよそ400℃になると花粉の飛散が始まると言われています。
花粉の飛散量が多くなる理由は何?
理由その1:スギ花粉の増加 戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期を迎えています。 さらに、地球温暖化の影響も受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。 理由その2:排気ガス・大気汚染 排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が抗体を産生しやすくし、花粉症の発症を促進します。
花粉 何時が多い?
花粉が飛びやすい時間帯 地域や天候によっても変わりますが、花粉が飛びやすいのは午後1時~3時頃であるといわれています。 これは、この時間帯が1日のうちで最も気温が高いからです。 気温が下がり始める夕方になると飛散量は徐々に少なくなって落ち着きます。
都会 花粉 なぜ?
都会の空気には自動車の排気ガスが地方よりも多いため、体内でアレルギーを引き起こす抗体の生成を促進させ、その結果、アレルギー症状を2倍にも悪化させるといわれています。 また、花粉だけでなくダニやカビ、ホコリ、ペットの毛などのアレルゲンも、アジュバント物質と一緒に吸うことで、アレルギー症状が悪化するようです。