かん‐がん〔クワングワン〕【×宦官】 の解説 東洋諸国で宮廷や貴族の後宮に仕えた、去勢された男子。 中国・オスマン帝国・ムガル帝国などに多かった。 王や後宮に近接しているため勢力を得やすく、政治に種々の影響を及ぼした。 宦者 (かんじゃ) 。
宦官の目的は?
宦官とは、去勢(性器を切除)した男性のことで、皇帝や后たちの身の回りを世話する官吏。 本来、彼らは「召使い」であり、言い換えれば「奴隷」だった。 生殖機能を奪われ、家族を持つこともできない宦官は本来、歴史の表舞台に出ない存在でなければならなかった。
宦官の別名は?
宦官は、奄(閹)人(えんじん)、寺人(じじん)、浄身、中官、貂璫(ちょうとう)、太監(たいかん)、内豎(ないじゅ)、椓人(たくじん)、火者(ホージャ)ともいわれ、歴代王朝の後宮にあって歴史上に見え隠れし、中華民国時代に廃止されてからも、清の最後の皇帝溥儀(ふぎ)が、その13年(1924)紫禁(しきん)城を退去するときに ...
宦官の中国語は?
huànguān. [名]宦官(かんがん). ▶昔,後宮に仕えた,去勢された男性. “太监tàijiàn”とも.
宦官 いつまで?
その翌年、1924年の馮玉祥のクーデターで宣統帝とともに宦官も紫禁城から追放され、その歴史の幕を閉じることとなった。 このとき追放されたのは、宦官2000人と女官200人と伝えられる。