加齢臭の原因物質は、皮脂の中に存在する『ノネナール』。 つまり、加齢臭とは「皮脂」から体臭が発生する「皮脂臭」の一種です。 皮脂は、毛穴の中にある皮脂腺から分泌され、肌の上に皮膚膜を作ります。 この皮脂膜から加齢臭は臭っているのです。
加齢臭はどこから出ますか?
加齢臭の発生源は主に皮脂の分泌量が多い場所です。 これは、加齢臭の原因になる「パルミトオレイン酸」が皮脂腺から分泌されるためです。 具体的には「頭」「耳まわり」「首の後ろ」「胸元」「脇」「お腹」「背中」で、上半身に集まっています。 中でも最も皮脂量が多いのは「頭」です。
なぜ加齢臭が出るの?
加齢臭の主な原因は、皮脂腺の中にある「ノネナール」という臭い物質です。 日頃の食生活や生活習慣が乱れていると体内で「活性酸素」が増加します。 その活性酸素が、皮脂腺内にある「9-ヘキサデン酸」と結びつくと「ノネナール」に変化します。 そして、この「ノネナール」こそが加齢臭の正体なのです。
加齢臭はなんの匂い?
加齢臭ってどんなニオイ? 加齢臭は、文字通り加齢に伴って生じる中高年特有のニオイで、古本や枯れ草のようなニオイに例えられています。 私たちの体は、皮膚のうるおいを保つために皮脂を分泌していますが、年齢を重ねると皮脂中の「パルミトレイン酸」※1と皮脂が酸化して生じる「過酸化脂質」※2が増えます。
加齢臭 耳の後ろ なぜ?
A:ウソ 「耳の裏を洗っても加齢臭の対策にはなりません。 確かに、某調査では、81%が加齢臭の発生部位を“耳の後ろ”と回答したとされますが、実は、これは大きな勘違い。 加齢臭は、皮脂の中に含まれる脂肪酸・パルミトレイン酸が酸化することで発生する2-ノネナールが原因成分です。