また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。 30 мая 2011 г.
甲状腺摘出 テタニー なぜ?
それは、甲状腺から分離する際に副甲状腺の血管を損傷することで、副甲状腺ホルモンの分泌が減少し、血液中のカルシウム濃度が低下するからです。 テタニー症状は、低カルシウム血症によって生じる末梢神経の刺激で筋肉が収縮した状態です。
副甲状腺機能低下症 テタニー なぜ?
副甲状腺ホルモンは血液中のカルシウム濃度を上昇させるように働きます。 このため副甲状腺ホルモンの作用が障害されると、主に血液中カルシウム濃度が低下することによる症状が現れます。 特に、テタニーと呼ばれる特徴的な手足の筋肉の痙攣や、手足や口の周りの痺れ感などが多く見られる症状です。
テタニーの原因は?
テタニーをおこす原因疾患にはいろいろあります。 まず、体内のカルシウム量を調節するホルモンを分泌する副甲状腺という、甲状腺の裏側に付いている小さな内分泌腺がありますが、そこの機能低下でおこることがあります。 次に、血中のカルシウムを排せつする腎臓の働きが悪くなると、テタニーを起こすことがあります。
甲状腺摘出後の観察項目は?
特に術後6時間は術後出血のリスクが高いため、排液の性状・量の確認のほか、頸部腫脹、呼吸困難の有無を含むバイタルサインの変化について頻回の巡視を行う。 体位変換や移動時は、ルートの屈曲、排液バックの位置に注意して観察する。 バックが拡張している際は、エアリークのサインとして対処する。