注射とは、検査や治療のため、針を使ってからだに薬物を注入する方法です。皮内注射、皮下注射、静脈内注射、筋肉内注射などがあります。
静脈注射 どんな時?
たくさんの薬が必要な時や、効果を長時間継続させる必要がある時には点滴静脈注射を行います。 一般的には点滴と呼ばれるもので、栄養補給や水分補給などの目的でも行われています。 筋肉内に注射します。 皮下注射より吸収が速く、皮下注射では痛みなどが強い薬の時にこの注射が行われます。
なぜ静脈に注射するのか?
静脈内注射を行うのは、薬剤を速やかに全身に行き渡らせるためです。 静脈内に直接薬剤を注入しますので、血中濃度が急激に上がります。 末梢静脈から、右心、肺循環、左心、体循環という経路をたどり、5~10分程度で効果が現れます。
静脈注射 漏れるとどうなる?
点滴静脈内注射が漏れると 点滴静脈内注射時に薬液が血管内に入らず、皮下の周囲組織に漏れた状態では、注射部に腫脹が起こり、当該肢全体に広がる浮腫が生じます。 また、注射部の冷感や疼痛、不快感も発生します。 これらは、静脈針が確実に血管内へ入っていない場合と、静脈針が血管壁をつき抜けてしまった場合とが考えられます。
静脈注射はどこにする?
静脈注射法は,静脈内に直接薬液を入れる方法 である. 薬物作用は迅速かつ強力で,最も効果的 である. 1 回のみの薬液注入と,持続注入(点滴 静脈注射)とがある. 表在性の静脈はすべて適応となるが,通常は, 前腕肘窩あるいは手背の表在静脈を用いる.