これらの細胞の寿命 は、白血球が約3日、血小板が約7日で,赤血球が約120日あ るので、白血球減少、血小板減少は早くに現われ、抗がん剤を使 用して、7日から14日後に白血球や血小板がもっとも少なくな ります。 この時期は、特に感染や出血に注意する必要があります。
抗がん剤治療 骨髄抑制 いつから?
化学療法により血液をつくり出す骨髄の機能が障害を受けると、白血球 や赤血球、血小板などが減少します(骨髄抑制)。 化学療法の1∼2週間後 に影響が強く出ます。
抗がん剤 免疫低下 いつから?
一般的に抗がん剤治療開始後7から10日目頃から白血球の数が減り始め、10日目から14日目頃に最低になり、3週間くらいで回復してきます。 好中球は体内に侵入した病原菌から体をまもる働きがあるため、好中球が減少すると免疫力が低下します。
抗がん剤 貧血 いつから?
貧血の症状は抗がん剤による化学療法や放射線療法開始後、1~2週間後より徐々に出現してきます。 ビタミンB12は赤血球を作るために必要です。
抗がん剤 血小板減少 なぜ?
抗がん剤(化学療法)や分子標的薬による治療や放射線治療によって、血液細胞をつくる組織である骨髄の働きが抑制されると、血液細胞を構成する3つの要素である白血球・赤血球・血小板が減少します。